診療科・専門部・部門 MRI

MRIについて

MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)はX線を使用せずに、磁石と電磁波を利用して人体の様々な部位の断面を撮影するコンピューター断層撮影法です。MRIは特に脳、脊髄、子宮、卵巣、前立腺、四肢関節などの診断に有用とされています。検査時間は検査部位により異なりますが、20~40分程度かかります。ただし、※非対応型ペースメーカー装着の方は磁気の影響で撮影できません。同様に体内に金属物(血管クリップ、人工関節など)を装着されている方は検査ができない場合があります。不明な点は担当医、もしくは当科にお問い合わせください。

当院では令和4年10月に1.5T(T:テスラ 磁場強度の単位)装置を更新し、既存の3T装置と同じく米国GE(General Electric)社製3.0装置SIGNA Architect(シグナ アーキテクト)3.0Tを導入いたしました。北陸初の最新装置で富山県初のAirCoil(エア コイル)を装備し、特に腹部検査では従来重たく硬いコイルを身体に乗せていましたが、毛布状の軽く柔らかい形状となりました。これにより画質向上はもとより、患者さんの負担軽減が期待されます。また、トンネルの直径が60センチから70センチに拡大されたことで閉所恐怖症や大柄な患者さんにもゆったりと検査を受けていただくことが可能となりました。総検査の半数を占める頭部検査では、富山県初の48チャンネルコイルを導入し、今まで写らなかった細い血管や小さな病変の診断に有効となりました。今回の更新で3T装置の2台体制となり、どちらの装置で撮影しても高画質な画像が得られ、より詳しい画像診断が可能となりました。
※MRI可能なペースメーカーもあります。

※DL:Deep Learning ディープラーニング 深層学習
人工知能を利用して装置が画像に混入するノイズ成分を除去することにより、美しい画像を提供できる。

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