診療科・専門部・部門 放射線科・IVR科

放射線科・IVR科について

概要

当院の画像診断部門は画像診断部と放射線科から構成されています。画像診断部には30名の診療放射線技師と2名の受付事務員がいます。また放射線科には常勤の放射線科医(日本医学放射線学会画像診断専門医、日本IVR学会専門医)と非常勤放射線科医、看護師8名(内2名は血管撮影室専属)、受付事務員1名がいます。

画像診断部では画像撮影、画像処理の専門家である診療放射線技師が一般撮影装置やCT、MRI、核医学検査装置など様々な撮影装置を用いて検査部位や検査目的に応じた最適な画像情報を提供しています。

放射線科では常勤の放射線診断専門医と非常勤放射線科医師が撮影された様々な画像を専門知識に基づき読影し、詳細な報告書を作成しています。その他に多種のIVR(インターベンショナル・ラディオロジー;画像診断装置を利用して行う血管内手術やラジオ波焼灼術などの治療法)を行っています。

CT(コンピューター断層撮影装置)やMRI(磁気共鳴画像撮影装置)は現代の医療に欠かせない診断装置であり、非侵襲的に体内の情報を得ることができます。当院では64列のマルチスライスCT装置3台(内1台はdual energy type)、3T(テスラ)と1.5Tの高磁場MRI装置2台を設置しています。

マルチスライスCTでは比較的短時間で全身を調べることが出来るほか、局所をより精細に撮像し3次元画像で観察することが可能です。全身の血管系(頭部、頸部、心臓、大動脈、下肢など)の検査も可能です。MRIは撮像に多少時間を要するもののCTとはまた違った情報を得ることが可能で頭部や胸腹部に限らず四肢や関節など全身の様々な疾患について有用な情報を提供してくれます。また頭頸部動脈や骨盤下肢動脈撮影、胆道撮影など特殊検査も可能です。

IVRは画像診断装置を利用し様々な処置、治療を行う手技の事を云います。外傷による体内出血の止血治療や悪性腫瘍の治療、血管狭窄の拡張、動脈瘤の塞栓治療など血管系IVRや肝腫瘍のラジオ波焼灼術、胆道ドレナージ・ステント留置といった非血管系IVRなど多種のIVR治療を行っています。当院ではマルチスライスCTとDSA装置(デジタル血管撮影装置)を組み合わせたアンギオCT(IVR-CT)装置を導入していますが、この装置は血管撮影検査やIVR手技の際の放射線被曝を最小限に抑えることが可能であり、さらに従来の血管撮影にCT断層像を加えることでより詳細な評価と精密な治療が可能です。

核医学検査は、微量の放射性同位元素を用いた検査法で、心疾患、脳疾患、肺疾患や悪性腫瘍など多くの病気の情報を得る事が出来ます。CTやMRIと異なり脳や心筋の血流、機能の評価などいろいろな臓器の血流や機能、代謝などを評価出来ることが特徴の一つです。当院ではSPECT-CTを使用し核医学画像とCT断層像を融合したより精密な検査を実施しています。

呉西PETセンターでは、PET-CT装置を使用して保険診療によるがんの広がり(病期)診断や再発診断を行っています。
また、PET-CTがん検診も行っています。PET-CTがん検診を希望する方は、厚生連高岡健康管理センターに申し込んでください。

放射線科では救急医療にも積極的に参加し緊急時や時間外の画像診断、IVRに対応しています。今後も地域医療にさらに役立つ部門として医療の質の向上に努めたいと思います。

施設認定

放射線専門医修練機関(画像診断、IVR、核医学)

北川 清秀

(きたがわ きよひで)

役職

放射線科顧問

資格

放射線診断専門医
医学博士

専門分野

画像診断

堀地 悌

(ほりち やすし)

役職

放射線科 診療部長

資格

放射線診断専門医
医学博士

専門分野

画像診断

絹谷 啓子

(きぬや けいこ)

役職

放射線科 診療部長待遇

資格

日本医学放射線学会研修指導者
放射線科専門医
放射線診断専門医
医学博士
核医学専門医
PET核医学認定医

野畠 浩司

(のばた こうじ)

役職

IVR科 診療部長

資格

放射線診断専門医
日本IVR学会専門医
医学博士

専門分野

画像診断
IVR

出雲﨑 晃

(いずもざき あきら)

役職

放射線科 医長

資格

放射線診断専門医

中野 佑亮

(なかの ゆうすけ)

役職

放射線科 医長

高長 麻央

(たかなが まお)

役職

放射線科 医長

資格

日本医学放射線学会 放射線科専門医
日本医学放射線学会 放射線診断専門医

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