薬剤部について
概要
薬剤部の理念
外来、入院患者さんおよび地域住民の信頼に応え、職能上の最善を尽くすことによって病院の発展及び医療の向上に貢献する。
調剤業務
薬は内服・外用薬と注射薬に分けることができます。剤形を問わず、相互作用、用法・用量、重複のチェックを行い、注射薬においては、投与経路や配合変化による不都合がないかチェックを行います。また、疑義があれば医師に問い合わせを行います。調剤鑑査システム(F-Audit)が導入され、薬品の取り間違いを防止しています。注射薬の定期処方分はすべて1施用毎に個人セットを実施しています。当院は全面的に院外処方箋発行を推進しています。2023年3月度の院外処方箋発行率は94.6%です。
全自動錠剤分包機(2017 年 9 月導入)
F-auditシステム(2019年9月導入)
注射薬ディスペンサー(2019年4月導入)
錠剤自動仕分返納装置(2023年9月導入)
すべての医薬品の購入と使用部門への供給管理を行っています。また、使用部門・薬剤部門内での定期的な品質管理および適正な在庫管を行っています。医薬品の使用動向を常に把握し、不動医薬品の削減に努めています。2023年度の採用医薬品数は2168品目です。
無菌調製業務
安全で清潔な注射薬を患者さんに投与するために、高カロリー輸液や抗悪性腫瘍薬などを無菌室で調製しています。他に、造血幹細胞採取の際の細胞保存も行っています。休日も含めて、院内の抗がん薬の100%を薬剤部で調製しています。2022年度の無菌調製件数は16,614件でした。2021年3月から陰圧式アイソレーターが導入され、調製に携わる薬剤師の抗がん薬の曝露リスク低減にも配慮しています。
陰圧式アイソレーター(2021年3月導入)
医薬品質管理業務
すべての医薬品の購入と使用部門への供給管理を行っています。また、使用部門・薬剤部門内での定期的な品質管理および適正な在庫管理を行っています。医薬品の使用動向を常に把握し、不動医薬品の削減に努めています。2023年度の採用医薬品数は2168品目です。
病棟業務
各病棟に薬剤師が常駐し、病棟薬剤業務・薬剤管理指導業務を行っています。
病棟薬剤業務
患者さんが入院してこられた時に持参薬の鑑別を行ない、入院前に服用されていた薬剤に関わる情報を収集します。
その情報をもとに入院後に使用する医薬品全般の効果や副作用のモニタリング・検査データの確認などを実施して患者さんに対する服薬指導や医師への処方提案を行います。
また、病棟での薬品管理等を行い、医薬品の有効かつ適正な使用に貢献しています。
病棟回診やカンファレンスにも参加し、他職種との情報を共有しています。
薬剤管理指導業務
患者さんに対して薬の効果・副作用、薬を使用する理由、使用方法について説明をします。
正しく薬剤を服用してもらうために分かりやすい説明を心掛けています。
また、服薬に対する思いや症状の訴えを聞き、患者さんが最良の治療を受けられるように支援しています。
医薬品情報(DI)業務
薬剤情報・副作用情報等を一元化して収集・管理し、薬剤情報提供業務を行っています。医師や病棟薬剤師からの質疑にも応需しています。また定期的に新薬に関する勉強会や病棟担当薬剤師とのカンファレンスを開催しています。
スタッフ紹介
薬剤師31名、事務員4名、調剤補助2名(2024年4月現在)
研修施設認定
【研修施設】
日本医療薬学会認定 がん専門薬剤師制度
【受入施設】
薬学教育協議会 薬学生実務実習
日本医療薬学会 | がん指導薬剤師 1名 |
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日本医療薬学会 | がん専門薬剤師 4名 |
日本病院薬剤師会 | 感染制御認定薬剤師 1名 |
日本化学療法学会 | 抗菌化学療法認定薬剤師 1名 |
日本緩和医療薬学会 | 緩和薬物療法認定薬剤師 1名 |
日本臨床栄養代謝学会 | NST専門療養士 2名 |
日本糖尿病療養指導士認定機構 | 糖尿病療養指導士 3名 |
日本心臓リハビリテーション学会 | 心臓リハビリテーション指導士 2名 |
日本リウマチ財団 | 登録薬剤師 1名 |
日本病院薬剤師会 | 病院薬学認定薬剤師 9名 |