私たち「きときとサークル」は2023年看護部の初めての試みで、部署横断的に集められた業務リンクナースから構成されました。院内QC発表会でよい評価をいただくことができ、先日2024年11月15日・16日に第25回フォーラム「医療の改善活動」全国大会in岐阜へ参加してきました。
私たちのサークルはメンバー全員が一般病棟からの異動経験者です。部署によって書類の配置場所が異なるため、「場所がわからず困る」「探す時間と人に聞く手間が生じる」という意見が多い現状でした。また、一般病棟でのマンパワー不足の時に特殊病棟から応援にきていただいたスタッフからも同様の意見が聞かれていた現状を受け、異動してもすぐに書類の場所がわかるように環境が整えられていれば業務負担が軽減し、看護業務の質の向上が図れるのではないかと考え、”10病棟における文書管理の不具合解消”をテーマにQC活動を行いました。
現状把握として全病棟の書類や書類棚の把握をすることが大変でしたが、メンバー全員で協力して取り組むことができたと思います。また、文書管理の不具合を解消するため5つの対策を立案・実施することで、書類を探し出す時間は大幅に短縮され、この取り組みを継続し定着していくことが日々の業務で感じるストレスの軽減につながると感じました。そして今回の全国大会では優秀賞をいただくことができ、達成感を得るとともにサークルメンバーとの頑張りが認められたように感じとても嬉しかったです。
看護師の日々の業務は忙しいですが、少しでも自分たちが動きやすく、かつ患者さんに提供する看護の質を向上させられるように今後もQC活動に取り組んでいけたらと思います。素敵な経験をさせていただき、ありがとうございました。
看護部業務リンク きときとサークル
発表者 板谷大空