臨床研修
今回は東京医療センター総合内科 片山充哉先生にお越しいただき、実践的なレクチャーとワークショップ形式の臨床レクチャーの2部構成でご指導いただきました。
病棟回診では研修医が担当している患者さんについて、研修医がプレゼンを行いながら鑑別の考え方を主に教えていただきました。特に片山先生が仰っていることで印象的だったこととして、感染症に関しては特異的な所見よりも非特異的な所見が大事だということです。臓器毎に焦点を当てて病歴を聞いていくことの大切さを学びました。毎回日頃の診療において、活用できるような知識を数多く教えていただいているので、この経験を活かせるようにしていきたいです。
ワークショップ形式の臨床レクチャーでは、片山先生が提示する症例に対して各々が「1行サマリー」を作成します。答えを知っている問題に関して解答を出すのは簡単ですが、逆に良い問題文を作成することはとても難しいのだと実感しました。そして1行サマリーの内容によって捉え方が違うので、上級医のプレゼンに対して簡潔に正確な1行サマリーを言える様に頑張りたいと思います。
片山先生のレクチャーを受け、改めて臨床医としての姿勢を考えるきっかけになると思いました。お忙しい中、当院にお越しいただき誠にありがとうございました。
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