臨床研修
2023年12月1日に東京医療センター総合内科・感染症内科 片山充哉先生にお越しいただき、症例検討会と抗菌薬適正使用に関するレクチャー、実践的なワークショップの3部構成でご指導いただきました。
症例検討会では当院で実習中の学生さんが、担当している壊死性筋膜炎の症例をプレゼンしました。学生さんのプレゼンに即しながら、初診時の鑑別の挙げ方や診断のポイント、治療戦略までを教えていただきました。皮膚軟部組織感染症と壊死性筋膜炎の所見や治療の違いを分かりやすく整理しながらご教授いただきました。
レクチャーではそもそも耐性菌はなぜ生まれるのか、抗菌薬の適正使用がなぜ重要なのかについての講義をしていただきました。患者さんの症状に対してついつい新規の薬剤を処方したくなってしまいますが、ポリファーマシーの危険性についてデータを見せながら教えていただき不必要薬剤を処方しないこと・削除することが重要なのだと分かりました。
今後の研修で不必要薬剤を検討して削除の提案ができるようにしていきたいと思います。