臨床研修
2月17日(土)に八尾徳洲会総合病院のJoel Branch先生による臨床教育レクチャーが行われました。今回は後期研修医の先生が用意した症例を、Branch先生と一緒に臨床推論していくという内容でした。
Branch先生が、最初に大事なこととして仰っていたことは、主訴と年齢からどのような疾患を思い浮かべるかを考えていくことが大事であるということでした。また患者さんの疾患を考えるにあたって、患者さんに質問で特異性の高いことを聞いていくことによって鑑別疾患を絞っていくことも大事だと仰っていました。
非常に複雑な症例でしたが、時系列とともに出現する症状を一つ一つ解剖学、生理学などで学んだ内容を交えながら、鑑別診断を絞っていくプロセスはとても面白かったです。要所要所に通訳も入り、内容に関してもしっかり理解することができました。
日々の診察において、問診、身体所見を行う中でどのように頭を使わなければならないのか、などBranch先生の頭の中をなぞりながらシュミレーションできたのがとても良い経験でした。
今回の症例でも、診断に至るプロセスの本質を沢山教えていただき、とても有意義なレクチャーでした。次のレクチャーも楽しみにしています。