臨床研修
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6月15日に八尾徳洲会総合病院のJoel Branch先生による臨床教育レクチャーが行われました。今回は前半に病棟の患者さんをお呼びして身体所見から診断し、後半は後期研修医の先生から提示された症例をBranch先生と一緒に臨床推論していくという内容でした。
前半では、実際に診察しながらたくさんのことを教えていただきましたが、なかでも診察時に手をはじめに診察することの重要性は印象的でした。手掌の紅斑や爪の性状など、手は非常に多くの情報を含んでおり診察の際には初めに見てもいいくらいだという考え方は自分にとって新鮮であり、今後の診察に活かしていきたいと思います。
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後半では提示された症例に対して、実際に先生がどのように診断していくか見せていただきました。特に印象的だったのは検査値が正常値であっても、その患者さんの背景によっては逆に異常値になりうるという考え方は今までの自分にはできていなかったなと反省しました。
日々の診療でどのように問診、身体所見を進めていくか、どこに気をつけるべきか、など先生の考え方を目の前で実演していただいたことはとてもいい経験になったと思います。ありがとうございます。次のレクチャーもよろしくお願いいたします。
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