研修医・専攻医募集のお知らせ 則末泰博先生による臨床教育レクチャー

臨床研修

7月19日に東京ベイ・浦安市川医療センターの則末泰博先生にお越しいただき、臨床教育レクチャーが行われました。
前半では、ICUやECUの患者のプレゼンテーションのやり方について教えていただきました。ICUやECUでは一般病棟のカルテ記載で用いているSOAPではなく、By Systemでのカルテ記載やプレゼンテーションが求められますが、特に1年目の研修医はまだこのBy Systemに慣れていないため、とても貴重な機会になりました。By Systemの項目1つ1つについて具体例や注意点を交えて教えていただきました。他にもバイタルサインの述べ方や、X線の画像をよむ上で気を付けるべきこと、胃管挿入後にみるべきポイントなど、明日からすぐに役立つことを沢山学ぶことができました。

則末先生レクチャー

後半では、気管挿管による人工呼吸管理の適応や、人工呼吸器の設定などについて教えていただきました。いくつか具体例を挙げていただき、気管挿管の適応の有無をみんなで考えました。気管挿管を行うか行わないかは救急の現場での非常に重要な判断の1つであり、難しく考えてしまいがちでしたが、MOVESというゴロを用いてわかりやすく解説していただけたことで、知識を整理することができました。また、人工呼吸器の設定については、覚えておくべき用語とその意味について解説していただきました。人工呼吸器にはモードが色々あって苦手意識のある研修医も多いかと思いますが、今回用語の意味を1つ1つ丁寧に教えていただけたことで、今後はもっと気管挿管の患者の管理にも関わっていけるようにしたいと思えるようになりました。
則末先生、本当にありがとうございました。

則末先生レクチャー
則末先生レクチャー