臨床研修
2024年9月14日土曜日にゴータム・デシュパンデ先生にお越しいただき、研修医が経験した症例について英語での検討会が行われました。
まず症例検討の前に、アイスブレイクとして20回以内の質問で答えを導き出すゲームをしました。カテゴリーを分類するような広い質問から開始し、後半は答えの特定につながる特異的な質問に切り替えていく過程が、実際の臨床研修での問診の過程に似て非常に学びになりました。
今回の症例は、軽度意識障害を呈した認知症のある高齢女性の症例でした。今回症例発表をして、自分の病歴聴取や身体所見の取り方や、鑑別の絞り方などまだまだ未熟な点が分かりました。研修医同士で討論しながら鑑別疾患をあげる過程でも、参考になる考え方が多くあり、大変有意義な時間となりました。
症例発表の後はデシュパンデ先生による神経診察のレクチャーがありました。細かく所見をとる方法だけでなく、忙しい救急外来でのスクリーニング的な所見の取り方など日常診療で役に立つテクニックなども教えていただきました。本日学んだ事柄を日々の診療に生かしていきたいです。